こんにちは、さなろーま？です。
この記事では、タッチタイピングの練習方法を初心者向けに解説しています。
練習方法、コツ、考え方、注意点など、高速タイピングを追求して２０年以上のさなろーま？が案内します。
タッチタイピング初心者さん必見です
この記事は、超初心者・初心者の方にオススメしています。
| 当サイトでの 呼び方 | 基準 |
|---|---|
| 超初心者 | キー配置をまだ覚えていない |
| 初心者 | キー配置は覚えているが、正確に押すことが難しい |
| 中級者 | タッチタイピングはできるが、速くはない（概ね８０文字／分以下） |
| 上級者 | タイピング検定で一級※程度の速度（概ね１２０文字／分以下） |
| 超上級者 | １２０文字／分以上 |
タッチタイピングの練習方法【３ステップ】
タッチタイピングの練習方法には、大きく分けて３つのステップがあります。
１．キーの配置をすべて覚える
最初から高いハードルとなっていますが、残念なことに選択の余地がありません。
つらいでしょうが、これだけは何とか乗り切ってください。
微力ながら、アドバイスできることを書いときます
ローマ字入力がオススメ
タイピング初心者にはローマ字(Qwerty)入力がオススメです。
まずはローマ字入力の特徴を紹介します。
ローマ字入力のメリット
- 2022年現在、日本で最も普及している入力方式
- 使用するキーが、かな入力に比べて少ない
- 英語入力にも対応できる
- Windowsの標準入力方式
- かな入力に比べ、短い練習時間でタッチタイピングできるまで上達しやすい
ローマ字入力のデメリット
- 打鍵数(だけんすう：キーを打つ回数)がかな入力に比べて多い
- 日本語を打つ際、頭の中でローマ字変換しながら打つ必要がある
かな入力は覚えるのに時間がかかるのと、
結局アルファベットを覚えないと駄目だから
まずはローマ字がおすすめ
練習方法の方針は２通り
キー配置を記憶する上で、練習方法の方針は２通りあります。
- 机上ですべて先に覚える
- 指の動かし方とセットで、じっくり覚える
個人的には机上ですべて覚えてから次に進むほうがオススメです。
詳しくは後述しますが結局「思い出す練習」が重要になるので、その点で効率的です。
机上で覚えるというのは、アルファベット配置を何も見ずに紙に書き出せる状態です。
実際にキーを打てる必要はないよ
配置を覚えていればＯＫ
書けるようになったら次に進みましょう。
ここで本気出して覚えると
後で楽になるよ
少し遠回りになりますが、暗記せずに実践で覚えても大丈夫です。
こちらの練習方針の方は、そのまま「２．記憶と指をリンクさせる」に進みましょう。
２．記憶と指をリンクさせる
記憶と指の動きを、反復練習によってリンクさせていきます。
メモ帳やWord、Excelに文字を打っても問題はありませんが、やめましょう。
楽しくないですよね。
練習には、タイピング練習専用のサイトや
ソフトを活用しよう
タイピング練習おすすめサイト3選！
タッチタイピングの練習に適した、私のおすすめ無料サイト３選を別記事で紹介しているので是非活用してみてください。
タッチタイピングの習得という点に関して、他サービスの追随を許さないレベルのものを３つ厳選しています。
「タイピンガーＺ」
「プレイグラムタイピング」
「タイピングランド」
のことだよ～
タッチタイピングの習得には上の記事で紹介した３つがベストですが、タッチタイピング習得後から役に立つソフトも紹介しておきます。
この先の記事もぜひ読み進めてみてね
TypeWell（タイプウェル）
TypeWell（タイプウェル）はダウンロード型の練習ソフトで、20年以上の長い歴史があります。
2019年6月1日をもって公式サイトが閉鎖され、現在はたのんさんがミラーサイトを管理しています。
タイピングを趣味にしている人たち界隈では非常に有名です。
ランダムに表示されたワード(400打鍵)のタイムアタックを行います。
206秒以上かかるとリタイアになるため、中級者以上向けのタイピング練習ソフトとなっています。
タッチタイピング習得以降のタイピング練習にはうってつけの練習ソフトとなるでしょう。
スペースキーを多用する珍しい練習ソフトで、その点では慣れが必要です。
私の愛用ソフトです。
起動しなかったり、文字化けしたらVB6ランタイムが
足りないからインストールしてね
※VB6ランタイムのうちMsvbvm60.dllとVb6jp.dllの二つは必須です。
タイプウェル国語Ｋ ReadMe.txtより引用
Msvbvm60.dllがないとこのソフトは起動しません。
また、Vb6jp.dll がないと表示文字の一部が文字化けします。ご注意ください。
３．反復と継続
タッチタイピングの練習方法で重要なのが、反復と継続です。
これが一番難しいと言っても過言ではありません。
なるべく細く長く続けていくことを念頭に、次のことを意識してみましょう。
毎日、短時間の練習で継続を目指す
練習開始してすぐの頃は「思い出す練習」（後述）で、とても集中力が必要です。
脳に負荷がかかり、練習時間の割にものすごく疲れます。
頭が疲れている状態での練習は、効率が悪くなります。
タッチタイピングの練習に長い時間がかかる要因は、そこにあります。
思い出す練習の反復で頭を使うのに
頭が働いてないと効率悪い！
一日５分～１５分を目安に、無理のない範囲で練習に取り組みましょう。
苦痛を感じたり、億劫にならずに続けることが、タッチタイピング練習の必須条件です。
モチベーションを維持する
そうは言っても、何の目標も持たずに継続するのは難しいですよね。
タッチタイピングという最終目標以外の、短期的な目標を決めましょう。
そこで役に立つのがタイピング練習ソフトやサイトです。
先に紹介したサイト（ソフト）３選であれば、毎日ステージをいくつこなすかを決める。
といった具合に、クリアしやすい目標（ノルマ）を決めましょう。
すぐに達成できそうな目標を決めて、タイピングに楽しみを見出すことが大切です。
皆さん、タイピングの練習は楽しいんです！
自分の機嫌は自分でとろうね
楽しくやろー！
小さな楽しみを噛みしめて、楽しくタッチタイピングの練習を継続しましょう。
日々の記録をつけてみる
タッチタイピングの練習記録をつけていくのもオススメです。
タイピング練習専用のソフトやサイトを活用すれば、自分の記録を蓄積することができます。
日記をつけている方は、ぜひ日記にタイピングの記録を書きましょう。
成長が数字で見えるというのは、大きなメリットです。
情けないと思うような記録でも、
見返すと必ずモチベーションにつながるよ
記録を振り返ることで、確かな成長を実感することができます。
継続した分だけ目に見えて成長できるのがタッチタイピング練習の醍醐味です。
今しか味わえない醍醐味を存分に味わって、自分の成長を楽しみましょう。
タッチタイピングの練習方法には鉄の掟が！
ここまで具体的な練習方法と注意点について述べてきましたが、
あえて明言を避けてきたことがあります。
タッチタイピングの練習方法の中で、唯一守らなければいけない鉄の掟について。
それは「絶対に手元を見ない」ということです。
見始めたらタッチタイピングはそこで諦めるしか…
手元を見ることで、永遠にタッチタイピングを習得できないこともありえます。
なぜでしょうか。
それは、ほとんど練習になっていないからです。
脳と指先の連携！
まず、タッチタイピングは脳と指先の連携によって行う技能です。
それを踏まえて考えてみましょう。
キー位置と記憶の定着
最も重要なのは、キー位置を思い出す練習が必要ということです。
ひたすら反復し、何度も忘れて、何度も思い出してください。
繰り返すたびに記憶が定着し、思い出す速度が向上します。
これが速度向上の本質です。
思い出して、忘れて、思い出して…
だんだん思い出すのが速くなってくるよ
しかし手元を見てしまうと、思い出す能力がいつまでも向上しません。
個人的な意見ですが、タッチタイピングを習得できない人の大半は、
この思い出す練習をきちんとしていないからだと考えています。
脳の指示を指先へ
次に重要なのが、指先の感覚を養う練習が必要であるということです。
- 方向感覚
- 距離感覚
どの方向に、どのくらいの距離で移動すれば良いのか。
いずれもタッチタイピングの習得に欠かせません。
脳の指示を、精確に指先へ伝える必要があるからです。
手元を見ているとその感覚が磨かれないから
いつまでたっても手元を見続けることになるんだね
見ない癖をつける！
前述の通り、タッチタイピングを習得するには２つの能力の上達が必要です。
- キー位置を思い出す
- キー位置に指を動かす
これを上達させるには、とにかく手元を見ないことが重要なのです。
つべこべ言わず、とりあえず見るのやめよう
見る癖がついてしまった人は、見ることをなかなか止められなくなります。
タッチタイピングの習得において、手元を見ない癖をつけることが非常に重要です。
紹介したサイト（ソフト）３選のように、画面上にキーボードと指が表示される機能を活用することで、手元を見ずに打つ習慣を獲得することができます。
手にタオルを載せるのも、意外と効果があるよ
画面キーボード表示については、覚えたら見るのをやめましょう。
とにかく思い出す練習をしてください。
時間は有限！
人によって練習にかけられる時間は違います。
しかし例外なく言えるのは、時間が有限であること。
では「限られた時間」の使い方を考えてみましょう。
「タッチタイピングの練習方法には鉄の掟が！」で述べた通り、手元を見る時間はほとんど練習になっていません。
手元を見ている時間は、タッチタイピングの練習方法において練習時間の損失です。
永遠に習得できないおそれがあると言っているのは、練習せずに出来るようにはならないからです。
タッチタイピングの練習方法としては、手元を見る時間を１秒でも減らすのが望ましいと言えます。
まとめ
タッチタイピングの練習方法では、次のことに注意しましょう。
- 思い出す練習
- 指先の感覚と脳のリンク
- 練習の反復と継続
- 短期的な小さい目標でモチベーションを維持
- 手元を見ることは練習時間の損失
タッチタイピングの練習方法を理解して
私を超えるタイピストになってくれたら嬉しいな
では、また！
